2024年2月発行
エクスナレッジムック本
エコな暮らしをつくる
温暖な本州から雪国へ移住した施主夫婦は、賃貸住宅の家賃よりも高くなる冬の光熱費に驚き、自身で家を建てることに。
「太陽光パネルを設置して、電気代の安い家にしたい」
という要望から家づくりがスタートしました。
多雪地帯で屋根に太陽光パネルを施工すると、積雪期の発電が望めません。
そのため、屋根上のパネルは最小限で済ませ、外壁への施工を計画。
ただし、発電を期待して南面の外壁への施工スペースを増やすと、南向きの開口部が小さくなり、室内への日射取得が減ってしまいます。
開口サイズと壁面太陽光パネルのバランスを取りながらプランニングを進めました。
冬は1階に設置した寒冷地エアコン(2.8kW)で家じゅう暖かく、夏は2階エアコン(2.2kW)で涼しく過ごせます。
普及品の設備を活用して、快適に住み続けられる家を目指しました。